2015-05-12

善悪について

善悪というのは本来あるものではなく、
主観により判断されるものだと思っています。
善の敵は悪なのかというと必ずしもそうではなく、
 善(Aさんにとっての正義) vs 善(Bさんにとっての正義)
という争いは多くあると思います。

物事を善悪のみで判断しようとする方が多いと争いが産まれやすくなります。
「こうしたら争いはなくなる」とは言えませんが、
争いのない世界というのは善悪という概念がない世界でした。
個の反対は単に別の個であるという考え方です。

では善悪がなくなれば平和になるのか、というとそんなことはなく、
この3〜4次元世界では必要な概念だと思っています。


極端な例として「快楽大量殺人犯は悪ではないのか」と考えてみます。
魂の倫理的には決して「悪」ではないのですが、
事情のない殺人を犯す方の魂は大抵3次元の中では2次元よりに位置しています。
3次元よりの2次元に位置しているのは野生の動物です。
(3次元に存在している動物には善悪の概念がありますが、
 2次元に存在している動物には善悪の概念がありません)

魂が2次元に近い方だと、
動物同様に人間でも善悪の概念が他の方より弱かったり少なかったりする方もいます。
悪意のない殺人を行うことができてしまう方はかなり動物に近い、という感じです。

そういった方全てをあるがままに受け入れていたら殺されてしまう人が増えてしまいます。
なので、3〜4次元世界では身を守るためにも善悪の概念は必要なものだと思っています。
つまり善悪は3〜4次元での防衛本能により生み出された概念ではないかと感じています。


そして他者を認識できる魂になり、
自分を否定しない魂になり、
自分を愛する魂になり、
他者を受け入れられる魂になり、
他者を愛する魂になっていく、という手順を踏んでいく上で、
再び善悪の概念は不要になっていくものだと思います。



0 件のコメント:

コメントを投稿