否定することと、受け入れることについて
書かせて頂きます。
視野を広げることがオススメと書きましたが、
まずは具体的に視野を広げると
物事を見る視点がどのように変化するのか、
というのを書かせて頂きます。
例えとして、
「映画の評価」 について考えてみます。
とある映画が有名だと教えて頂き、
初めてその映画の存在を知ります。
↓
見てみたい、見たくない、時間があれば、など
自分はどうしたいのかを考えます。
そして、その行動により自分はどう感じたのか、を考えます。
(主観的視点)
↓
ネットで検索したりすると、賛否両論
様々な意見があることを知ります。
書き手の人はどうしてそのように感じたのか、
どうしてそのように書いたのかを考えます。
(客観的視点)
↓
なぜそのように意見が別れたのか、
更には、どうして騒がれる必要があったのかを考えます。
内容は違えど、
ほとんどの意見の根本にあるものは同じです。
賛成意見の方は
「良いと感じたものをシェアしたい」
というような、否定意見の方は
「これをシェアする必要はないのではないか」
というような想いがあることに気づきます。
それぞれが誰かに同じ思いを共有するために
書かれていることに気づきます。
賛成意見も反対意見も、
視点を変えればどちらも同じ
「自分と誰かのための想い」
であり、
「自分と誰かのための行動」
であることに気づきます。
(俯瞰的視点)
こんな感じで広がって行きます。
視野を広げると、賛成意見の方も反対意見の方も、
どちらを責める必要も、否定する必要も
ないことに気づきます。
善悪についてでも書きましたが、
3~4次元では善悪という概念があります。
ここの視点では、自己防衛本能により
自分の反対意見を 「悪」 ととらえがちです。
ここの例えで言う反対意見とは、
「映画を見たくないと言っているのに
絶対見るべきだと言ってくるひと」
「自分は良いものだと思い、その意見を共有したのに
無意味なものだと批判するひと」
に対して、ということです。
そして、悪ととらえたものは否定をしたくなります。
主観・客観的意見は、
どちらも善悪の概念を越えられないと思います。
やっぱり誤解しないで頂きたのは、
「悪」 ととらえる考え方がいけないことだ、
と言っているわけではありません。
同じく、
「何一つ否定してはいけない」
ということを言っているわけでもありません。
反対意見を受け入れられないとき、
何かを否定したくなったときなどに
ぜひ自分と相談をしてみて欲しいです。
「自分がしたかったのは、
『否定』 をすることだったのだろうか?」
ふと止まってそんな風に考えてみて頂きたいです。
本当は 「映画について知る」 という目的の元の、
「映画についての情報を仕入れること」 が目標
だったかもしれません。
あなたにとって 「誰かを否定すること」 が
目的でも目標でもないことに気がついたときは、
賛成も反対も単なる意見として受け入れて見て下さい。
受け入れてから、
必要だと思う情報の選別をしてみてください。
(そして選ばなかった情報は否定をするのではなく、
手放してみてください。)
実は受け入れられる量が増えれば増えるだけ
選択肢の幅は広がります。
そうすると、
「色々なことを知ることができて幸せだな」
「賛成意見も反対意見も、
様々なことを教えてくれてありがたいな」
と感じることができます。
先ほどの例えのように否定をしてしまうのは、
決して他者に対してだけではありません。
自分に対しても同じようなことは起きてしまいます。
例えば、
「感謝を忘れないようにしたい」
「出来るだけ人を否定しないようにしたい」
という目標をたてていても、
つい忘れてしまうということはあると思います。
その時、
「感謝を忘れた自分はダメだ」
というようには思わないで頂きたいです。
忘れてしまっても大丈夫です。
忘れていたことに気付いたなら、
気付いていなかったときより一歩進んだということで
自分のことを褒めてあげてください。
人を否定してしまうのも、
決していけないことではないです。
それを後悔したとしても、
その時の自分はそうすることで自分を守る必要があったんだ、
と受け入れてあげて下さい。
後悔を反省にかえたら、
誰かを否定してしまった分
自分を含め、また別の違う誰かを
受け入れてあげたらいいと思います。
こちらでは他者を否定してしまう例と、
自己を否定してしまう例、
2つの例えを書きました。
この中で特に気をつけて頂きたいのが、
実は2つ目の 「自己否定」 です。
自己否定が癖になってしまうと、
潜在意識の中で自己否定を固定させてしまいます。
自己否定が根深くなるとカルマになります。
カルマは解消されるまで
怪我、病気、職場などの環境の悪化、
人間関係のもつれ、金銭トラブル…
などという様々な形で、
自分で自分に試練を引き寄せ続けます。
自分で自分に厳しい方は、
自分を受け入れる準備や練習のひとつとして
ぜひ感謝についての
1. 「自分が幸せだ」 と気付くこと
2.今日までがんばってきた自分に感謝をすること
3.自分を労ること
こちらを日常的に繰り返して見て下さい。
(詳しくは記事をご参照下さい)
因みに潜在意識であなたを否定している方とは
身の安全のためにもあまり
波動を合わせないことをオススメします。
因みに潜在意識であなたを否定している方とは
身の安全のためにもあまり
波動を合わせないことをオススメします。
自分を受け入れないままに
他者ばかりを受け入れると、
負担になってしまい、疲労につながってしまいます。
自分を受け入れてから
他者を受け入れると、
視野の広がりが喜びや楽しさになります。
そうして、人の喜ぶことをすることが
自分の喜びにつながる、という気付きを得ると
些細な日常の出来事が喜びにつながりやすくなります。
ぜひぜひ試してみてください。